だざいふの家
戸建リノベーション
だざいふの家
妻入りで入母屋瓦葺き二階建ての大正11年(1922年)建物
before
外壁板材
after
外壁板材の張り方向を、太宰府の歴史的建築物の特徴で
ある縦方向に張替え、面格子の間隔を狭く施工しました。
外壁板材の張り方向を、太宰府の歴史的建築物の特徴で
ある縦方向に張替え、面格子の間隔を狭く施工しました。
外壁:既存仕上材の上、杉板(タテ貼り+キシラデコール塗り)
面格子:既存面格子撤去後、新設面格子取り付け(杉無垢材+キシラデコール塗り)
化粧戸襖:既存化粧戸襖撤去後、新設
before
天井板
after
既存の天井材を撤去後し、
真新しい杉板を張りました
既存の天井材を撤去後し、
真新しい杉板を張りました
before
天井材撤去後の小屋裏
after
小屋裏は、筋交い・火打ち金物等で補強
小屋裏は、筋交い・火打ち金物等で補強
太宰府天満宮の参道沿い、歴史的風致形成建造物の保全修理工事です。 太宰府の歴史的建築物の特徴的な商家建築と外観上類似しながらも、内部に 吹き抜けを持つなどの構造的に異なる部分が多くみられる この建物の、建物意匠を旧状に復することを目的とした修理工事を行いました。
種別|戸建リノベーション 間取り|7室+納戸+店舗 面積|278.91㎡ 工期|2ヶ月
当該建築物は大正11年(1922年)建築で、妻入りで入母屋瓦葺き二階建ての建物であり、かつては「川口屋」の屋号にて醤油醸造業を営 んでいましたが、現在は表を貸店舗に奥を住宅として使用されています
縦張りの杉板と、細かい間隔で並べられた格子のおかげで、スッキリとした外観に仕上がりました。 天井裏内部の見えなくなる部分も、筋交いや金物を用い建物の強度を高めました。
見えるところは昔風に、見えないところは今風に・・・ 歴史あるものに少しずつ手を加えながら、長きに亘り受け継がれていく建築物が、歴史の町ここ太宰府のあちらこちらに増えていったならば、 素敵ですね。