2015 Pritzker Architecture Prize

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プリツカー賞 (The Pritzker Architecture Prize) とは、アメリカのハイアットホテルアンドリゾートのオーナーであるプリツカー一族が運営するハイアット財団 から建築家に対して授与される賞です。ニューヨーク・タイムズの記事に、「建築家にとってこの賞は、ノーベル賞のようなものだ」と書かれてから今日まで、「建築界のノーベル賞」と紹介されています。

 軽快でテントのような構造建築で知られるドイツの建築家、フライ・オットーが今年3月に死去しました。建築界で最も権威あるプリツカー賞の審査委員会が2015年度のプリツカー賞を授与したことと合わせて発表されました。プリツカー賞審査委員会は死去に伴い、授賞発表を2週間繰り上げて行いました。1925-2015の功績を讃えた受賞と言えます。委員会は「この賞の歴史に前例のない、大変悲しい出来事」と語られたそうです。

オットーは生前に発表したコメントで、「私を建築へ駆り立ててきたのは特に天災や大惨事の被災者らに役立てるような、新しいかたちの建築物をデザインすることだった」と語っていました。左の写真はハノーバー万国博覧会の巨大もみの木の屋根です。曲線美が柔らかい印象であり、大きな大きな傘のようです。

オットーは、吊り構造を用いた軽量建築物の世界的権威であり、土木技術における構造計算技術にも業績を持っていました。オットーは、「実験」と「実践」の業績を重ねてきたといえます。効率的なフレーム構造を追求したこと、「膨らませる建築」の実験を行ったことなど、偶然とも必然ともつかぬ共通点を持ち、従来の構造力学・構造計算手法を大きく超えた成果を出しています。

kinoshita

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